タンパク質ってなに?ダイエットにいいの?重要性を詳しく解説します。
みなさんタンパク質という名前は聞いたことあると思います。
しかし身体においてどのようなものなのかは、しっかりと聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
タンパク質は身体にとって「超」重要な役割を担っています。
そんなタンパク質について、今回は看護師資格を保有したトレーナーが詳しく解説します!
タンパク質の働き
タンパク質は糖質、脂質に並ぶ三大栄養素の一つです。
タンパク質は身体にとって、「超」重要なものだとお伝えしました。
タンパク質の名前の由来はギリシャ語の「プロティオス」に由来しているそうです。そしてその意味は「最も大切なもの」という意味なのだとか。
名前からしても、それくらい重要なのですね。
それではタンパク質は身体にどのような働きを担ってくれるのでしょうか。
①身体作りに役立つ
まずはこれはみなさん意識しやすいものだと思います。
特にみなさんの印象としてあるのは、筋肉を大きくすることだと思います。
もちろんそれも重要な働きですが、これ以外にも
骨や皮膚、人体や爪、髪の毛、そして臓器なども全てタンパク質で構成されています。
これらのことから考えると、タンパク質の摂取は必ず必要なものであるとわかりますよね。
②生命活動に働く(ホルモンや酵素など)
①で説明した外面的なものだけでなく、より身体の機能的な役割も果たします。
・代謝のために重要な酵素
・生体維持のバランスを保つために必要なホルモン
・酸素やホルモンなど重要なものを全身に送る運搬タンパク質
・血液を固める働きをもつ、フィブリノーゲン
など
全てタンパク質が大きく関与しています。
③エネルギーとなる
糖質や脂質よりは効率は良くないですが、タンパク質もエネルギーとして利用されます。
しかしタンパク質は身体の構成を第一優先にしているからこそ、先に脂質や糖質がエネルギーとして優先的に使用されます。
タンパク質の種類
身体でたくさんの役割を担うタンパク質について知ったところで、タンパク質の種類を学んでいきましょう。
タンパク質というのは実は「アミノ酸」というものが複数結合した状態のものを指します。
アミノ酸のつながっている個数によって名前が異なります。
アミノ酸が
・2個以上結合したもの→ペプチド
・10個程度結合したもの→オリゴペプチド
・それ以上のもの→ポリペプチド
と言います。
そして一般にアミノ酸が80個以上結合したものをタンパク質と呼びます。
アミノ酸の種類
そしてこのアミノ酸にも種類があります。
・必須アミノ酸
これは体内ではほとんど合成されないために、必ず食べ物から摂らなければならない、アミノ酸です。
覚え方は以下の通りです。
ふ:フェニルアラニン
ろ:ロイシン
ば:バリン
い:イソロイシン
す:スレオニン
ひ:ヒスチジン
と:トリプロファン
りじ:リジン
め:メチオニン
「風呂場 椅子 独り占め」で覚えやすいですね。
・非必須アミノ酸
これは一般的には体内で合成されるものです。
しかしストレスなどがかかった状況では食物からの摂取が必要となる場合もあります。
アミノ酸スコア
これは上述したアミノ酸スコアの割合を示したものです。
アミノ酸スコアが100に近いほど、9種類のアミノ酸がまんべんなく、入っているということになります。
アミノ酸スコアは一つの桶に例えるととてもわかりやすくなります。
しっかりと身体を構成するタンパク質として食べ物を摂るには、アミノ酸スコアが100に近くならなければ、栄養価は下がってしまうということになります。
そのためタンパク質を摂るときにはアミノ酸スコアも意識してみると良いでしょう。
アミノ酸スコアが高い食べ物は以下のものが例に挙げられます。
しかし、アミノ酸スコアが少ない場合にもそれを掛け合わせると十分なスコアが取れることになります。
例えば米にはリジンはあまり含まれておりませんが、大豆にはリジンが豊富に入っています。しかしメチオニンはその逆です。
このように相性の良い食べ物を掛け合わせて食べるのも、OKです。
タンパク質の消化と吸収
・消化
タンパク質は口ではほとんど消化はされません。
口から食道、胃につながっていくにつれてペプシンという消化酵素によって、消化されていきます。
そして十二指腸から回腸までに向かう過程で膵液によってタンパク質がアミノ酸に分解されます。
・吸収
そしてアミノ酸は小腸粘膜から吸収されます。
吸収されると小腸の毛細血管、門脈を通り、肝臓に運ばれます。
そして肝臓から様々な用途にタンパク質が使われるという過程をたどります。
タンパク質ってヘルシーなの?
さあここは多くの人が気になっているところかと思います。
結論から言うとタンパク質はヘルシーです。
その理由を以下に挙げていきます。
◎カロリーが低い
まずタンパク質は脂質よりカロリーが低いことが挙げられます。
脂質は1gあたり9kcalであるのに対し、タンパク質は1gあたり4kcalと低い値です。ちなみに炭水化物も1gあたり4kcalです。
◎食事誘発性熱代謝(DIT)が高い。
実は人間は食事を摂るだけでもエネルギーを消費しているんです。
そしてタンパク質は特にこの食事誘発性熱代謝が高いことが特徴です。
タンパク質ではエネルギー量の30%の代謝量に達していますが、糖質は6%と脂質は4%と明らかにタンパク質が代謝が高いため、ヘルシーと言われるのです。
◎食欲を減退させるホルモンが作られる
食欲の増減にはホルモンが大きく関わっています。
タンパク質を多く摂取することで、食欲を低下させるホルモンである、GLP-1やCKKというホルモンが分泌されることから、食べ過ぎを抑えると言われています。
◎筋肉量を増加させ、代謝を上げる
筋トレと一緒にタンパク質を多く摂ることで、筋肉量の増加が起こります。
人間は生きているだけでエネルギーを代謝する、「基礎代謝」というものがあります。
これは筋肉量が増えることで高めることができるため、太りにくい身体を作ることができます。
まとめると
・タンパク質は身体を作る重要な栄養素であるということ
・タンパク質はアミノ酸がいくつもつながってできたもの
・アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸がある
・アミノ酸スコアはタンパク質の栄養価の指標となる
・タンパク質は小腸で消化され、肝臓に蓄えられ、全身に利用される
・タンパク質はダイエットに有効である
最後に
今回はタンパク質について学んでいきました!
タンパク質は身体にとってとても重要なものであることに加えて、ダイエットにも有効なものであるとわかりましたね。
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